ふたごふたごふたごみつご

多胎児だらけ。
1200・1800双胎の分娩があった日の準夜に29週品胎1児死亡の母体搬送オファーがある。先だっての超未熟児双胎もまだNasal-CPAPとれていないのに。その前の双胎もまだ未熟児無呼吸発作が落ち着かなくて保育器からでられないのに。その前の双胎がようやっと週末帰るところまでこぎ着けたところなのに。まだ生まれていない双胎も産科に待機中なのに。
ふたご・ふたご・ふたご・ふたご・みつご。うちはもう保育器一つも空いてませんよ。
着床させるだけの不妊治療ならNICUを持たない産科施設でも可能です。でもねえ・・・・・周産期のNICU病床数の保証もない京都の現状で不妊治療が先走るあまり多胎が連続するってのは思慮が浅いような気がするんですがね。人間の不妊治療は鮭の人工孵化じゃ無いんだから数ばかりたくさん妊娠させて後は勝手にねって放流するのはお門違いですよ。
29週品胎1児死亡(2児生存ね)の赤ちゃんは別々のNICUに一人ずつ入院されたそうです。品胎(三つ子のことね)なんてNICUに縁なく過ごすのはまず無理なんだからNICUのない施設で作っちゃいけませんよ。一人1500gずつでも合計4500gですよ。小学校で算数を習ってきたんなら分かるはずだよ。そりゃ医師国家試験では算数の計算問題は出題されないけどさ。暗算が出来ないなら四条寺町で500円出して電卓買っておいでよ。でも暗算できない産科って語呂が悪いね。安産できません・・・・はは。
それにしても毎年この時期は早産児がむちゃくちゃ多いような気がするんですが。昨年暮れの冬のボーナスの札束を握りしめて念願の不妊治療に取りかかった人たちが一斉にいま未熟児を産んでおられるのではないかとも思えてきます。邪推でしょうね。むろん患者さんを責めてる訳じゃないですよ。責める訳じゃないですけどね・・・むしろ我々周産期医療組の不手際でご迷惑おかけしてるんだから・・・でも一度調べてみるのもためになるかもしれないな。