寒さに強い自閉症児

 11時近くに帰ってみると息子がまだ起きていた。夕寝をしたなり目が冴えてしまって寝付けないらしく、布団の中にサイボットを持ち込んでドライバーでこちょこちょ弄っていた。
 この冬の夜にタオルケット一枚しか掛けていないから、さすがにそれは寒かろうと布団を掛けてやるのだが、怒ったように蹴り剥いでしまう。彼は妙に薄着である。この真冬に学校へ行くのもTシャツで行こうとする。長袖を着せると腕まくりして帰ってくる。上着を着せても脱いで手に持ってくる。
 ヨーロッパには、浮浪者じみた生活をして無欲清貧さで当時の人々の尊敬を集めてはいたが現代の目で見ればどうも自閉症だったんじゃないかと思われる人の記録があるという。うちの息子みたいな暑がりな体質だったのだろうかと思う。でも向こうの冬の寒さってただ事では無いらしいし暑がり寒がりで説明できる話かどうかよく分からない。そういえば食事も息子は自閉症のこだわり行動的な偏食もあって毎日同じものを喰って満足しているので、知らない目で見たら無欲で清貧に見えないこともない。
 サイボットは作ることはもの凄く手早く毎号のパーツを作るのだが、次のパーツが届くまでに弄り倒すものだからまともに動いているのを見たことがない。このあいだ、「動くのかそれ?」と聞いてみたら、持って遊んでいたサイボットを床において押して見せて「手で動く」と答えたから本人もたぶん見たことがないのだろう。

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