朝日新聞朝刊1面に、謝る気のない人々に関する記事が2件ならべて掲載されていた。1件目は奈良の少女誘拐殺害事件の被告、2件目は中華人民共和国政府。この版の組み方には政治的意図があるんだろうか。それとも期せずして皮肉になってしまったのだろうか。
デモ行進自体に関しては中国政府が謝る必要はないと、私は思う。民主主義においては容認されるべきことだと思う。謝る謝らないの議論が発生するのは破壊行為に対してだと思う。ただ私は、破壊行為に対して中国政府が謝らないことにも、かの政府はそんなものじゃないかなと思う。自国の国民が行った政治的行為に関して責任を取らないってことはこの政府は中国の全人民を代表しているわけじゃないんだなとは思うが。でも、そりゃそうだよ彼の政府はプロレタリアート独裁の政府で・・・と考えてみたら、成る程それも一理あることかと思う。まあ少なくとも、政府がその行為に対外的責任を取らない人間ってのは、その国のメインストリームに乗った人間じゃあないんだろうなと思う。
まあ、それはともかくも。
