ちりんのblog
警察って、たしか、いったん捜査を始めた「事件」については捜査が終結(あるいは一段落?)した時点で必ず「送検」はするもんじゃなかったかな。警察の判断が入るのは「事件性があるかどうか」つまりは「捜査に取りかかるかどうか」であって、警察はいったん捜査を始めた件は必ず送検しなければならない。検察は送検されてきたら必ず受理するけれど、内容によって起訴したり不起訴にしたりもう少し捜査を加えたりする。法律的な手筈はそうなってなかったかな。
マスコミの報道を眺めていると「書類送検されるからには警察はこの件を悪質と考えているに違いない:捜査して悪いところがなかったら書類送検はされないに違いない」という考え方で書いてるんかなと思うこともあるけれど、書類送検しましたってのは要は警察の捜査は一段落しましたよってことに過ぎないんだよね。たしか。
だからマスコミも書類送検の段階ではあんまり鬼の首を取ったような断罪的な記事は書かない方が上品だと思う。ついでに正論を申し上げるなら検察が起訴した段階でもまだ被告人は有罪じゃない。裁判を経て有罪との判決が出るまでは無罪を推定されるんだから、無罪と推定される相手に書くような報道記事の書き方をしたほうがいいんじゃないだろうか。
