私の年では自己嫌悪も許されない

仕事の段取りが悪くて、やれやれ俺はダメだなと自己嫌悪。これ自体はよくある話なのだが、今日、ふと、自己嫌悪そのものが俺にはもう許されない悪徳なのではないかと思った。
今の自分がダメだと思うのは今以上の自分を想定しているからだ。高校生ならともかくも30台も後半に入った俺が「今以上の自分」に現状の自分以上のリアリティを感じててどうするんだよと思う。それは未熟者にのみ許容される特権である。
10年目過ぎた医者には、自分はまだ未熟者ですと述べる権利はない。単純に文学的な謙遜ならまだしも、暫しの猶予を頂ければご満足頂ける程度に成長しますから本日のところはご勘弁を等と言っても、誰もそんな言い草を許してはくれない。臨床にはそんなロートルな未熟者を飼い殺しておくゆとりはない。後進にポストを空けてくれよと言われるのがオチだ。私も自分より年上の医師に、直接は言わないまでも内心そう思って舌打ちすることが屡々であった。そう言われ得る年代になってそう言われる程度に無能なら、言われることを甘受するのがフェアというものだ。
今さら自分の将来への成長分を自分の価値として現在の評価に組み入れるような(例えば今のところはろくに配当も出せないようなドットコム企業があと何年かしたら云々言って投資を得ようとするような)マネが許される年齢ではなくなった。自分の評価は現在の自分のスペックでしか得られない。結構厳しい。

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