「自閉っ子、こういう風にできてます!」ニキリンコ・藤家寛子 花風社 遅まきながら拝読しました。
自閉症者の身体感覚について書かれた本です。自閉症というと精神や心理のことばかりに私は気を取られていて、こういう肉体的な面倒もいろいろ抱えておられるというのは初耳でした。全く新しい分野の本を読んだ気がします。面白い本でした。
うちの息子見てたら、自閉症児って身体はやたらタフに出来てると、無根拠に独り決めしていたのですが(少なくとも私は小児科医としてうちの息子を診たことがほとんど無いです)、認識が甘かったかも知れません。
もう一つ、自閉症ではない人をさして「定型発達」という語を使ってあります。なるほどこういう風に使うのかと腑に落ちました。良い語です。今後は私も自称に使うと思います。
