私にとってはこの問いへの答えは単純だ。私はまだ飽きていないからだ。
将来もしも止める事があるとしたら、その理由は「飽きたから」だけでありたいと思っている。ブログ以外にもっと面白そうな形式ができるとか、ネット以外にもっと面白い趣味を見つけるとか。飽きたらいつでも捨てるという闊達さを保ちたいものだと思う。一方で「諸般の事情で残念ながら」休止することもないようにしたいものだと思う。
今のところはブログという形式に満足している。
まず便利だ。自分の書いたものを時系列で自動的に整理してくれる。検索機能やカレンダーもついて、過去に書いた文章へのアクセスも自在である。そりゃあgrepと正規表現で検索一発な人ならシンプルなテキストファイルで十分なんでしょうけれども、私はそこまで達人じゃないし。
見栄えもよい。他人様の作ったスキンを次々取り替えて勿体ない限りであるが、どれをとっても自分では作れないレベルである。自分で作ったものなら多少アンバランスでも辛抱してつかう性分のくせに、その方面に労力を使わないから美しい作品を取り替え引き替え使い放題である。スキン作者の方々には感謝してます。ありがたいことです。
オンラインに置くことでデータの散逸を防ぐことができる。ローカルディスクにテキストファイルで保存するとすぐにどこへ行ったか分からなくなるし、携帯機とデスクトップでシームレスな作業ができないし。デスクトップ機なんて気分によってWindows立ち上げたりLinuxを立ち上げたりしてるからなおのことである。
オンラインに公開することの是非に関して議論はあろう。しかし私はオンラインに拙稿を公開するようになってから読者諸賢に多くの良縁を得た。大変にありがたいことである。このご縁が公開の最大のメリットであったと思う。他サイトに比べても私は読者諸賢のご縁には恵まれているほうではないだろうか。記事の出来映え自体には種々のご意見はあろうが、コメント欄に寄せられる読者諸賢のご意見やトラックバックの読み応えにおいては人後に落ちないと自負している(私が自慢することでもないですが)。自負するどころか、軒下を貸して母屋を取られたような重厚なコメントを頂けることも再々で内心悔しく思ったりもする。なんでこの視点でこの記事書けなかったかなとか。悔しいから滅多にそう認めることはないけれど。
