たまには内田先生にもの申してみる

内田樹の研究室 「技術ニッポンの黄昏」 

『すべての責任は私が取る』というしかたで身を挺して現場処理できるような技術者を組織的に育成する制度的基盤は現代日本の家庭教育にも学校教育の中にはない。これは教育現場の人間として断言できる(いばって断言するようなことではないが)。

なんだかこの一文の中に再帰的な自家撞着を見てしまうんですけど。特に最後の括弧の中の独白には、内田先生もまた教育現場にあっては「すべての責任は私が取る」という御覚悟で身を挺して現場処理なさっておられるわけではないらしいなと思わせられたりしましてね。それとも教育現場では「制度的基盤がない」ということで逃げが打てるんですかね。でもうちの医局にはストレス潰瘍で文字通り血を吐きながら後進の教育に尽力された教育者が居るんですがね。それに、制度的基盤を仰るならそもそも、時間外の小児救急なんて供給できる制度的基盤は最初っから無いんですがね。そういう制度的基盤はない、これは医療現場の人間として断言できる(威張って断言するようなことではないが)、とか言って当直の日には救急一切断って寝てようかな。
何様、今回の内田先生の記事は全く事務方からの一方的な伝聞だけでできあがってるような気がしましてね。あるいは教育者の癖に教育に関して自分は随分無責任なことを仰っておきながら他者の責任はしっかり追及されるじゃないかってね。いずれにしても、不愉快な記事でした。

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