久々の新生児搬送。なんか最近私が搬送番の時には依頼がなくて、救急車に乗ってみたらずいぶん久しぶりな気分がした。
赤ちゃんは、まあ搬送になるくらいだから何でもないって訳じゃないんだけど、とりあえず申し送りを聞いて搬送用保育器に載せ替えて、お母さんの病室へ立ち寄ってちょっと面会してから救急車でNICUへ帰る。産院到着から出発まで約15分。
帰路、運転手さんが苦笑して言うには、病院駐車場で待ってたこの15分間に、「車を出すからその救急車をどけてくれないかな」と言われ救急車を車道まで出さなければならなかったとのこと。それも2回も。
聞いてちょっとムカッとしたけれども。患者さんの搬送出発をじりじり待ってる救急車にどけよって言われてもなあ。身内の搬送じゃなかったら救急車なんかどうでも良いのかな。しかし考えてみればこの救急車が車寄せに何時まで居座ってるか分かったもんじゃないし、保育器の積み下ろしの真っ最中ならともかくも、徒然なさそうに運転士が待ってるだけのうちに用件をさっさと片づけておこうという配慮を頂いたのかも知れず。まああんまり世の中をひねた目で見ないようにしよ、と思った。
帰り道にちらっと見えた外来ロビーのテレビに、話題の永田議員が出演していた。釈明の会見だったのかな。そういう午後のお話。
