床屋とクールビズ

今日は休日。当直でもなく自宅待機でもなく、病院から数分以内の範囲を出てもよい休日。世間一般の人たちが普通に休日という時に念頭に置かれる意味での休日であった。
まずは床屋に行くことにする。昼近くまで寝ていて、朝飯とも昼飯ともつかない食事をしてから出かけるので、たいがい床屋は昼下がりになる。夕方近くになると混み出すのである程度は早めに行くように気をつける。しかし一方で、昼下がりの床屋はNHKののど自慢を必ず流している。無駄口を叩かない床屋は希少だがまだ探せば見つかる。しかし日曜の昼下がりにのど自慢を流さない床屋に行き当たった試しがない。身動きならない状態で選択の余地無くのど自慢を聴かされるのは地獄の責め苦だ。仕方がないので日曜日に床屋に行くには必ず午後1時の時報を確かめる。
好きな人たちには申し訳ないが、苦手に理屈は無い。批判するとか嫌悪するとかいう水準じゃない。たぶんこれ以上聞きたくないものといったら自分が訴えられた医療訴訟の訴状の朗読くらいしかなかろう。幸いにもいままではそちらのほうは聞く羽目になったことはないけれど。
床屋の後はユニクロまで足をのばして夏物を買い込んでくる。クールビズという概念ができて、洋服屋も嬉しいかも知れないが私も大変嬉しい。堂々と職場へ涼しい服を着て行ける。どうせ出勤後は上着もズボンも白衣に着替えるんだから行き帰りの併せて20分程度しか着てないんだけれども、でも遊び着で通勤するのも年取ってくるとけっこう辛い。
あとは帽子の復活だよなと思う。仕事にかぶっても可笑しくない帽子。中折れ帽はスパイ劇画とともに滅んでしまったけれど。

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