当直明け。NICUは平穏であった。外来も数名拝見したが、明け以降に引っ張る重症例は無し(無いはず・・・あったら誤診だ)。当直の夜は、その夜が締め切りの仕事がない限りは「強い意志をもってひたすら寝ておく」ことを信条としているのだが、今回は拍子抜けした。めでたいことではある。
朝から休暇を頂いて自動車学校へ。今後は余暇に片づけるつもりだが、入校の日だけは土曜日の午前中と指定されたのでしかたない。NICUが平穏であるのが返す返すも幸運であった。がさがさと採血して申し送りして、8時半に病院を出る。朝日が眩しい。
入校は、諸々の仕組みの説明を1時間聞いて、次の1時間で適性テストみたいなのをやっておしまい。教習の仕組みは複雑である。法律でそう決まってますという文言が何回も挿入される。どの業界も堆肥のように過去の行政指導が積み重なって独特に発酵していると見えた。適性テストでは「私は我慢強い」○か×か?みたいな他愛ない質問に混じって、幻聴の有無をストレートに訊く質問が素知らぬ風で挿入されたりして驚いた。
今は教習も空いているとのことで、次は水曜日の午後に2コマ連続での路上教習が予約できた。そんなに体力気力が持つのだろうかと後になって心配ではあるが。大学が夏休みにはいると混み出すから予約がなかなか取れなくなるんだそうだ。そういえば私も夏休みに取ったしな。
でもまあ、全国探しても自動車学校に常勤医が通ってるNICUってうちくらいだろうな。
「運転免許」タグの記事に関して「ほんとはヒマなんじゃないの?」という意地の悪いつっこみは無しってことでひとつよろしくお願いします・・・ええ、今はほんとにヒマなんですが。
