路上教習2日目。夜の烏丸通りを南下、丸太町で東へ。実は新生児搬送ではよく走るコース。また京都第二日赤病院への道でもある。なにせ左手は御所の垣根が続く道。商店でも住宅でもなく、路上駐車が比較的少ないので緊急車両は飛ばしやすい。
しかし緊急灯もサイレンもないってのは辛い。辛いって普段救急車を運転してる訳じゃないんですがね。でも、けっこう路上教習者に対して世間の人は優しいような気がする。予想以上に、道を譲って頂くことが多い。妻に言わせれば、それは逃げてるだけだと言うんだが。救急車に対してもこれくらい道を譲って頂ければなお有り難い、とか、そういう嫌味を言ってはいけませんね。
今日の先生も穏やかな人で、私の酷い間違いもいちいち感情をこめず指摘してくれるので楽だった。権威側が負の感情を表に出さないのって結構大事なんだなと思う。今後の診療にも教訓になりそう。
世間話のついでに職業がばれてしまって、学科教習の応急処置の時間が免除されることになった。いや、どんなことするんだろうと思って興味津々だったんですけどね。先生のほうで勘弁してくれと仰る。いやあ小児科ですからそう分かってる訳じゃないんですよと申しあげたんだが固辞された。ふだん私が心肺蘇生してる患者さんは体重3kg止まりだし多発外傷も負ってないんですけれども。でもそれ以上言うと自分がどれだけヤブかを誇示することになりそうで、なんだか引っ込んでしまった。残念なような。
でも免除のための正式手続きには医師免許を見せなければならないらしい。あんな大きなものどうやって持ち歩こうか。それなりに貴重なものだから折り曲げたくないし。
路上教習3時間終了。仮免許失効まであと167日。
