新しい超音波診断機

心エコー機の新しいのを入手した。内科で余ってたロースペックな機体に、10MHzのプローべを買ってつけてもらった。ロースペックったって画像はじゅうぶんにきれいだし、サイズが小さくて小回りが利くから保育器のまわりでも使いやすいし、電源を入れた後のシステムの立ち上がりも速いからなお宜しい。
昔のエコー機はROMから起動していたので電源を入れて20秒ほどで使えたが、最近のはハードディスクから立ち上がるので、高級機だと電源を入れてから検査ができるまで分単位の待ち時間が発生する。検査室に据え置きで患者さんのほうが入れ替わる内科なら、それでも良いのだろうが、保育器の間をエコー機を押して歩かねばならぬNICUでは、それでは非効率なこと甚だしい。
俺らは1990年代初めの古い機体を使ってるのになんで内科には「買ったけど使ってないエコー機」なんてものがあるんだか、やや腑に落ちない感はあるのだが、なんだかんだ言っても老人医療は小児科に比べたら桁違いに莫大な分野だし、探せば心エコー機だってメーヴェのエンジンだって巨神兵の卵だって出てくるんだろう。貰えるものは有り難く頂いておけば、角が立たずによろしいのだろう。
加えて、たぶんNICUの診療報酬体系の特殊さが絡んでいる。NICU加算はけっこう高額だけど(1日あたり85000円くらい)、そのなかに諸検査の費用は込みだから、エコー検査を何件やっても上がりは変わらないんで、病院としてもNICUには新しい検査機械を買ってくれる動機づけに乏しいんだろうと思う。まあ、古い機体の回路が致命的に焼き切れないうちに新しいのを入手できたので、それでよしとしよう。
それにしても、古い機体はHPのSONOS1000なのだが、この機種を今に至るまで現役で使ってる病院ってあるんだろうか。平壌あたりまで探せばあるのかもしれんが。

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