「ハックルベリー・フィンの冒険」と裁判員制度のこと

ハックルベリー・フィンの冒険〈上〉 (岩波文庫)
マーク トウェイン / / 岩波書店
ISBN : 4003231155
ハックルベリー・フィンの冒険 下  岩波文庫 赤 311-6
マーク トウェイン / / 岩波書店
ISBN : 4003231163
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子どもの頃からわりと読書は好きだったつもりだが、なにか読む気がしなくてハックルベリー・フィンのほうはしまいまで読んでいなかった。改めて読んでみたわけだが、いやこれは子どもの物語ではないですね。
物語の中で、ミシシッピー川の流域を渡り歩いていた詐欺師がついにその悪事が露見して、住民にリンチにされる場面がある。町じゅうの人が熱狂して、悪党二人の身体にタールを塗って鳥の羽根を突き刺し、ミシシッピー川へ放り込むべく担ぎ出してゆく。
英語のlynchという動詞は、単に法律にもとづかない制裁を加えるというのみならず、最後に殺してしまうというところまで含んだ語だと聞くので、この情景もじっさいにあり得た情景なのだろうと思う。
で、ここから先は私が勝手に思ったこと。彼の国の陪審制度というのは、けっして既存の裁判制度に住民参加を促すために成立したものではなく、実際のところはこういう熱狂的な暴徒と化しやすい住民を裁判制度から閉め出すために成立した制度なのではないかと、物語を読んで思った。何人までなら法廷に立ち会わせるからそれで納得して被告人を殺さず司法に引き渡してくれということで。
大野病院事件では控訴しなかったなあと、締め切りの日を迎えて安堵。
今日も二人の入院があったがそれでも空床は重症2/軽症2。

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