中1日3連の当直をする

本日当直入り。明日は当直明けに土曜午前の外来をして帰宅、自宅待機。日曜は朝から日直・当直。月曜は明けで午前中の一般外来。午後は週休でお休み。火曜は朝からNICU担当して当直入り。水曜は朝から外来して午後5時で勤務終わり。
自分で組んだシフトではあるし、他には人がいないんで誰が組んでも必然的に数学的にこのような組み合わせしかあり得ないし、たぶんこの週末週明けを乗り切るにはこれが私にとっていちばん楽なシフトなんだろうと思っている。
たぶん私が死なないで済んでるのは当地のみなさまのご厚情のおかげだと思う。さいきん医療現場の疲弊が世に知れるにつれて、夜間の時間外外来受診がめっきり少なくなった。私のような虚弱な医師でもこのシフトでやっていけるのは寝られる当直だからだ。これで夜通し外来に張り付くような当直だったらたぶん潰れる。
もともと当地で小児科受診の親御さんは、夜間の受診でもはじめには夜分畏れ入りますとひとこと仰ってくださるし、終わったらありがとうございましたと仰ってくださる。ご自分のみならず、乳児はともかくもものを言える年代の子どもがだまって診察室を出ようとしたら、何か言うことがあるんじゃないかと子どもをたしなめる親御さんばかりである。そういう親子だと同じ起こされるにしてもずいぶんと疲れ具合が違う。そういう「客層」に恵まれてありがたいと思っていたら、疲弊が世に知れるにつれて潮が引くように夜間受診が減ってきた。なお有り難いことである。
これは他所を知らないから邪推かもしれないが、たとえば他家の子が診察中でもかまわず診察室のドアを蹴破って乱入してきて早く自分の子を診ろと乱暴な言葉で強要するような風潮がある地域の病院なら、現場の疲弊もどこ吹く風で、まったく夜間受診は減ってないんじゃないかと思う。むしろそんな人ばっかりが夜間に凝縮されてくるんじゃないかとさえ思う。ますますスタッフの疲弊は進むに違いない。当地がそういう土地だったとしたら、今回のようなシフトはとうてい耐えられないだろうと思う。
NICU空床は2床。重症でも可。もとよりそれが本分ですし。

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