新生児蘇生法インストラクター講習会を受けてきた

昨日は岩倉の京都国際会館で行われた新生児蘇生法のインストラクター講習会を受講してきた。講習後のテストの採点結果を待っているところだが、まさか落第するほどひどい答案を書いたとは思えないので、おそらくあと一ヶ月もすれば合格通知がいただけるはずだと思っている。その後の手続きを済ませてインストラクター資格をいただいたら、医師や看護師・助産師を対象とした新生児蘇生法の講習会を開催することが可能になる。
そんなことを公言しておいて落ちたらかなり恥ずかしいけど、でもまあNICUを一個預かる立場にあって新生児蘇生法の試験に落ちるようではいかんだろうとも思う。隠してすます問題でもなかろう。

赤ちゃんの10人に一人は分娩後になんらかの処置を要するし、さらにそのうち10人に一人(全体の100人に一人)には本格的な蘇生を行わないと生命や発達に危険が生じる。ある程度は分娩前に予測はつくものだから、すべての分娩に等しく100分の1で心肺蘇生の確率があるとはいわないけれど、でも心肺蘇生の必要が生じる確率が数百分の1とか数千分の1でもあるのなら、やっぱりその場には蘇生術ができる人間が誰か居たほうがいいに決まっていると思う。
蘇生術で一番肝心なことは、適切に開始するということだ。蘇生ったってテレビの「ER」とか少年サンデーの「最上の命医」でやってるようなハードなお話ではない。バッグ&マスク蘇生でだいたい片付く。たまに気管内挿管をする程度である。臍カテ入れてエピネフリン投与なんて私もほとんどやった記憶がない。手技はごく単純なことだ。だから一番肝心で、おそらく一番訓練を要するのは、いまここでこの子に蘇生を開始せねばならんという意思決定なのだと、私は思う。米国の学会が「すべての分娩に新生児の蘇生を開始することのできる要員がすくなくとも一人、専任で立ち会うべきである」(太字筆者)と述べているのも、そういう考え方からだろう。

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