久々にロードで山へ

昨日、息子の試合から帰ってから、クロス(ESCAPE R3)とロード(VIGORE)と並べて整備した。クロスは毎日通勤で乗っているが、ロードはうっすらホコリを被っている。申し訳ない。

整備ったってたいしたことはできないんだけど、2台ともチェーンとスプロケットの汚れを落として、あちこち油をさした。クロスはディレイラーの調整をもう一度行った。2台並べていじってみると、さすがに機械としての精度が違う。値段ひとつとっても3倍違うんだから当然ではあるが。クロスはいろいろな意味で練習台だと割り切っているし、だいいち購入したサイクルベースあさひに持ち込んで駄目だった音鳴りの解消が自分でできるんだから、自分で勇を鼓してなんでもやるよりしょうがない。ロードは迷わず店に持ち込むことにしているが、幸いというのかまだ店に持ち込むほどの不幸は生じていない。冷やかしに立ち寄ったときにチェーンに油が足りないとかケーブルが緩んでるとか指摘されてバツが悪かったことはあったけど。

整備のできたロードで、今日は大学から退けたあとで久々に北山へ行ってみた。大学への自転車通勤4ヶ月弱で、多少は中殿筋やらハムストリングやら太くなっているように思えるので、ひょっとして花脊峠もいい線行けるんじゃないかと思ったのだが甘かった。へばって前進できなくなるポイントがたしょう先へ伸びただけだった。

負けたまま帰るのもしゃくにさわるので、こんどは雲ケ畑へ。花脊までは登れないのになぜか雲ケ畑へは行けるんだよな。傾斜がゆるいんだろうか。今日は中津川から右折して魚谷峠のほうへ登ってみた。やっぱり、意外に先まで行ける。花脊は特別なんだろうか。舗装が尽きるあたりまで、土砂や木の葉の堆積がきつかったり路上に水が流れていたりするところは押して、登っていってみた。こういう道はやっぱりマウンテンバイクを持って来るべきなんだろうなと思った。持ってないけど。

下り道で森林センターに寄った。「森林(もり)の茶房」なる看板がかかっていた。客は一人もおらず、農林業的な服装をした中年の女性が一人で店番をしていた。腹が減っていたがメニューはハンバーグセット・カレー・ピラフだった。ハンバーグセットを頼んだら、加熱後に袋から押し出す類のハンバーグが出てきた。中島らも氏がエッセイに書きそうな状況だと思った。まあ、こんな立地で手作りハンバーグなんて供されても、おそろしく高額の費用がかかるだろうし、財布が追いつくわけもない。食えない手作りハンバーグよりは食える即席ハンバーグだ。

ダンシングがちょっとうまくなってた。それと、走りながら水を飲むことができるようになった。まだまだその程度の初心者ではある。

卓球の試合を見に

昨日は大学へ顔を出したが、意外に早く退けたので、息子が総合支援学校の活動で卓球の試合に出るというから障害者スポーツセンターへ観戦に行った。

まさか息子のスポーツの試合を観戦に行くなんてことがあろうとは夢にも思わなかった。人生いろんなことがあるものだ。

センターの体育室に行ってみたら、壁際の椅子にラケットを持ってぽつねんと座っていた。試合はまだかと聞いたら、1時から15コートでと答えた。まだ20分ほどあったので、そうかと言って二人して座っていたら、まだ12時45分ころに友達が呼びに来てくれた。プログラムが予定よりも早く消化されているようで、試合開始時間が前倒しになっているらしい。ほどなく、・・総合支援学校の・・くんは棄権につき相手は不戦勝と息子の名前がアナウンスされた。コート際におられた役員の方がそのアナウンスを聞き、息子のゼッケンを確認して、あわてて本部席に息子の棄権を取り消しに行ってくださった。

しかし体育館(バスケットコートが1面取れる程度の面積)に16面も卓球台を並べてがやがやと試合を平行で進めてあるのに、プログラムの消化具合を見計らってコートに現れろなんて、そんな気の利いたマネができるなら自閉症とは言わんわと思った。せめてプログラムの進行が視覚的に表示されているならまだしも。中機能自閉症どまんなかの息子なら、第15コートで1時からと言われたら間違いなく第15コートに1時に現れる。いや、それは自閉症の問題行動ですか?

しかしあいつ卓球なんかできるのか?と思っていたら案の定、卓球だか玉拾いだかわからないような試合ではあった。定型発達者相手の試合であんなぐあいだと、もうちょっと練習してから来いと相手が怒りだすだろうなと思った。しかしそこはそれ、肩に力が過度に入った人はおられなかったようで幸いだった。

息子は淡々と一次リーグで2戦2敗して戻ってきた。ほどなく息子の学校の諸君が全員集合になって先生の訓話があって解散になったから、学友諸君も似たような成績だったのだろうと思われた。

担任の先生に挨拶して、息子と二人で引き上げてきた。そういえばこの子は勝負事という概念を知っていたかなと、今さら思った。勝ち負けにこだわる子になられても面倒ではあるのだが。近くのバス停から、息子はバスで帰った。私は自転車なので別行動だった。