震災復興支援の新生児蘇生法講習会を考えています

さきの投稿にコメントをいただいて、当地(京都です)できることはないかとあらためて考えました。で、「震災復興支援新生児蘇生法講習会」を開催するのはどうだろうと考えつきました。

これまで数回、院内のスタッフを相手に無料の講習会を行ってきましたが、今後は公募をかけて、有料の講習会を行います。むろん義援金に充当するのが目的です。

おそらく、東北や関東から当地を含め西方へ避難してこられる妊産婦のかたは多くなるだろうと予測します。不慣れな土地で、すこしでも安心してお産に臨んでいただけるよう、新生児蘇生法普及に拍車をかけたいと考えます。まあ、象の尻をノミが蹴飛ばすほどの、ささやかな拍車でしょうが。

まだ何もしないうちから手柄顔してブログに書くのも何だと思いますが、私よりも経験を積んだインストラクターの方々にぜひご賛同をいただいて、各々の施設で講習会を活発に開催しましょうと呼びかけたいと思います。多くの人数をこなさねばなりません。私一人が少々手柄を立ててからなどと思っているうちに時機を逸してしまうことを恐れます。

それも、このさい、思い切って公募をかけて行きましょう。施設内にインストラクター資格を持った人間がいて、非公募の講習会を開いてスタッフ教育ができる施設は限られると思います。多くの妊産婦さんが避難して来られると、非公募の講習会には縁がないような規模の施設にもいっそうの活躍を願わねばなりません。公募でいきましょう。

しばらく沈黙しています

しばらく沈黙しています。震災に圧倒されて言葉もなかったためなのですが、自分も赤ちゃんの蘇生中(とくに重症な場合)などに傍からわあわあ言われるのをひどく嫌がる性分なので、無用の雑音をたてないようにというつもりもあります。

犠牲となった方々のご冥福をお祈り申し上げます。

被災地の皆様の生活の安定をお祈り申し上げます。

救援に向かわれた方々のさらなるご健闘をお祈り申し上げます。

福島第一原発でご健闘中の方々や周辺の皆様の被曝が最少となりますよう、お祈り申し上げます。

語り得ないことには黙っていようと思います。しかし、いま自分が語り得ることはどれもこれもひどく些末なことのように思えます。