カテゴリー: 日記

  • ただいま帰宅

    17時。5時に帰れりゃ定時じゃないかって、いや今日は日曜日ですから。世間では。
    出勤したのは午前8時。昨日のね。
    その前に帰ったのは23時。
    出勤の義務がない日は次は11月12日。3週間連勤になるのかな。
    NICUは軽症1/重症1/母体搬送可。今夜は自宅待機番。また呼ばれるかな。
    そんなものだよな。
    とりあえず寝ていよう。

  • 「容疑者 室井慎次」にみる、「現場の知」への尊敬の欠損

    昨夜、テレビで「容疑者 室井慎次」を観た。「踊る大捜査線」シリーズのファンに対しては、ネットでの評判が今ひとつのようだが、私は「踊る」シリーズを観ていないので、単発の映画としてそれなりに楽しんで観た。寡黙な人物が信念を貫く物語は好きだ。
    ただし、本作の制作陣には、「信念を貫く」という態度、あるいは「現場の知」という概念に、あんまり尊敬を持ってないんじゃないかという印象を持った。

    (さらに…)

  • 北日本民主主義人民共和国っていう可能性もあったんだろうか

    核実験やっちゃったみたいですが。
    戦後史の具合によっては、今ごろ私たちも「北日本民主主義人民共和国」と対峙することになってたりしたんでしょうか。新潟~福島あたりで本州を横断する非武装地帯を挟んで、仙台か札幌あたりを首都とする独裁国家とにらみ合ってたりして。日本軍国主義に果敢に抵抗していたと称する、実のところは「誰だよあんた」程度の初代国家主席の、凡庸な2代目3代目あたりが支配しているような国と。

  • 2連休を古典映画漬けですごす

    世間の小児科や産科の先生には申し訳ないけれど、またも2連休だった。妻子は長崎の祭見物で帰省している。私は卒業検定を初日の午前中に済ませて、後はゆるゆると休日。ケーブルテレビやら撮り貯めた録画やらレンタルDVDやらで映画を観ほうだいにしていた。
    見たものリスト
     「七人の侍」 
     「攻殻機動隊 S.A.C. 2nd GIG 01」 
     「昭和残侠伝」
     「アイ,ロボット」
     「ETV特集 なぜ医師は立ち去るのか~地域医療・崩壊の序曲」
     「座頭市(北野版)」
    さすがに頭がくらくらしますね。こんなにメディア漬けだとことばの発達が遅れて「自閉症的」になる云々と、その筋の先生にお叱りをうけるかもしれません。いやもうじゅうぶん定型発達の道は踏み外してますし、いいんですけどね。
    この6本の中で最も衝撃的だった台詞が、ETV特集で北海道の町長さんが仰った「診療室が2つしか無いんだから医者は2人しか要らないんです」というもの。「何回も言いますけどね」とか念押しの前置き付きで明言されました。座頭市の居合いよりも切れる御言葉でした。

  • 卒業検定で緊急車両が逆走してきた

    ようやっと卒業検定に合格してきました。あとは免許センターで学科試験をうけるだけです。ちょっとNICUが忙しくなってきたので、どのタイミングで休みを申請するかちょっと迷ってますが。水曜なら午後が半日オフなので休むにしても午前半日で済むのですが、水曜午前は予約満載の外来日でどうにも動かせないし。
    卒業検定では(みなさま思い出したくもないかも知れませんが)、次の受験者が後席に乗ります。あれは受験者と検定員が語らってごまかしをしないように、監査役の第三者なんだそうです。私は5人中の5番目。で、4番目の受験者のときに後席、私が受験する時にはこの4番目の人が後席。どう見ても未成年でしたが。ってえとこのまえに私が免許取った時はこの子はまだ赤ちゃんだよ。ふだん仕事でお預かりしているような。やれやれです。年を取ってしまいました。
    この子が受験中に、いきなり救急車が対向車線から分離帯を越えてこちらの車線を逆走してきました。路上検定車がおるのにちょっとは考えてやれよ消防局!とか思ってしまいました。そう毒づきながらも、うちの病院のドクターカーじゃねえよな、と側面のロゴを確かめてみたりもしました。私らでも赤ちゃん搬送のときなら対向車線逆走くらい容赦なくやりますからね。感心なことに、彼女は落ち着いて第一通行帯へ避けました。結果は盗み聞きしなかったけど、表情が良かったんで合格されたんじゃないかな。偉いものです。私ならその場でパニックして補助ブレーキ使用、検定中止、ってことになったでしょうね。
    こういう落ち着きのある逸材をうちのNICUにも欲しいものだと思いました。もし医学部生なら小児科を考えて欲しいなと思うけれど、世の中の全員を医療関係者と患者と患者家族に分類してしまうのは医者の悪い癖でして、たぶん今回限りのご縁でしょう。
    宝池ドライビングスクールのみなさまにはお世話になりました。ありがとうございます。

  • 忙しかった

    さいきん女医さんが3人にも増えて、仕事をばりばりやってしまうので、私としてはなんだかヤッタラン副長みたいに遊んでばっかりいるわけですが。さすがにNICUで模型飛行機やプラモデルは作らんですがね。でも老練なNICUの中って、ヤマトよりはアルカディア号のような雰囲気になってくるんだよなと思います。青少年が使命感に燃えて一致団結一路邁進って言うよりは、雑駁な日常から有事には一転するというタフな継続性のほうが理想的です。
    今日は久々に忙しかった。双子の出生立ち会いに出て、2人つれて手術室から帰ってみると新生児搬送の入院が一人到着して、あれあれと思う間もなく緊急母体搬送の即日帝王切開が決定して。4時間で4人の入院。昔なら絶対引き受けられなかったペースである。病棟を新築して病床数を増やして、新しく入ってきたスタッフが経験を積んできて使い物になり始めて、いろいろうまく行き始めた感があって嬉しい。
    これまでは二人目三人目くらいで困惑し始めていた私が、平然と次々に新規入院を引き受けるので、産科の部長が好機嫌であった。NICUが満杯で母体搬送を断るという事例が最近はほとんど無いと仰る。そう仰って頂くと頑張ってるつもりになってくる。こういう無茶な入院の引き受け方をして、今度主任が出てきた時にどう言い訳するんだという懸念は一抹あるんですけれども。双子の推定体重は入院適応外のはずだったんだよおとか、いろいろ考えてはいる。

  • 重症心身障害学会

    今年も日本重症心身障害学会へ行ってきた。
    今年は熊本で開催された。博多からつばめじゃなくてかもめに乗ったら故郷だよと、ホームシックが少し出掛かった。帰省したら半日もしないうちに尻が落ち着かなくなるくせにね。
    学会で印象に残ったのはパーカッションベンチレーターのお話、腕頭動脈気管瘻の防止策のお話、膝が屈曲拘縮した人のおむつ交換で下腿を梃子に持ち上げると大腿骨が顆上骨折するよというお話。ちなみにズボンや靴下を強引に脱がせると頸骨の上端が骨折するらしい。あれやこれや。さすがに、重症者にCPAPかけると楽になりましたみたいなプリミティブなお話は今回は出なかった。それなりに内部批判があったのかな。私は辺縁にうろうろしているだけだからよく分からない。
    呼吸ケアとか外科的治療とかてんかんの話とか、熊本って重症児ケアがけっこう充実してるよねと思った。京都で学会をやったとして、この陣容が揃えられるかどうか。
    茂木健一郎という人の講演もあった。感情というのは不確実性に対処する大変に高次な脳機能なのだと仰る。感情を押し殺すってのはせっかくの脳機能を抑制してるってことなんだな。なるほどなるほど。それにしても、ああいう賢い人の特異な恰好ってのは、本人が好きでやってるのか周囲がプロデュースしてるのか。とくに髪型は何だかよく分からない。だぼだぼの緩いズボンは楽そうでよかったが。
    妹夫婦が熊本にいるので会食。3人で酒を飲んだので帰路の運転代行を頼んだら、店が代行料のうち1000円を負担すると言う。飲酒運転に戦々恐々だね。正当なことなのかどうか、今ひとつよく分からない。飲酒運転の幇助だなんて警察から突っ込まれるくらいなら1件1000円くらいは必要経費のうちかもしれん。しかしタクシーで帰る人とかの飲み食い代金にもその1000円は入ってるんだよなとも思う。でもまあ世の中から飲酒運転の事故を少しでも減らすには、それをあんまり不平に言わんほうがよいのかもしれん。
    焼酎って意外に旨いよねというのは、よく分かった。

  • 旅行のお供


    こういうのを連れて行きました。

  • 鉄道旅行

    さきの連休では、どういう偶然でか2日間も病院から解放されました。当直も自宅待機もない2日間。教習所は大学生の予約で一杯で路上教習にも行けず、病棟には重症の患者さんも受け持ちがないから自主出勤の必要もなし。土曜夜の自宅待機が明ける日曜午前9時から、祝日を挟んで火曜午前8時30分まで、まる47時間のオフになりました。
    そこで、かねてから心の隅で考えていた鉄道旅行に行ってみようと思い立ちました。普通列車を乗り継いで、飛ばさない旅。青春18きっぷの期間が過ぎていてちょっと残念ではありました。
    たった2日間で漂泊でもないものですが、しかし「行く先を特に定めない気分次第の旅ごっこ」もしてみたいと思いました。息子もそろそろこういう旅に連れて行けるかなと、試してみたい気もありました。そこで息子に「電車に乗りに行くぞ」と声を掛けてみたら、ハリネズミ人形を一個持ってついてきました。
    北へ行くか南へ行くか、ちょっと迷ったのですが、何となく北西へ。山陰線を進むだけ進んでみようと思い立ちました。
    京都発園部行きの快速で園部へ。わりと混んでいました。保津峡は新線になって大半がトンネルになりましたが、それでもトンネルの合間に美しい渓谷が垣間見えて愉快な線路でした。亀岡の駅で筋骨逞しい作業服姿の人々が降りていきました。保津峡下りの船頭さんたちだったようです。落石事故でいまトラブル中なのですが、復興がんばって欲しいものです。
    園部から福知山行き各駅停車。JRには気の毒ですがかなり空いてきたので、ボックスシートを息子とふたりで使わせて頂きました。通路を挟んで、大学生らしいグループが乗り合わせてました。あんまり体力はなさそうな、化粧っけもなさそうな、銀縁眼鏡でしゃべり方の平板な面々。これは御同輩のテツな人々かと思ってたら、福知山駅を見て「無駄に大きな駅だ」と小馬鹿にしたようなコメントを出したので、志向の違う人々だと判明しました。
    福知山は山陰や丹後あるいは中国山地と京都や阪神を結ぶ鉄道交通の要衝です。広大な福知山駅の敷地はかつては沢山の機関車が集まる重要な機関区でした(って見てきたようなコメントを出しますが)。テツならば、ちっとは敬意を持った感慨があるもんじゃないかと。ただ、いまの福知山駅は高架化され、かつてのホームは更地にされてました。何か再開発でもされるのでしょう。その更地の向こうに、北近畿タンゴ鉄道の小さなホームがぽつんと残って寂しそうでした。
    福知山で昼食をとって、福知山から豊岡へ。延々と山が続きます。本州の田舎の奥深さには参ります。故郷の大村湾沿岸が、まるで箱庭かスペースコロニーかのように思えてきます。駅は大半が無人駅でした。ワンマンカーで、運転手さんは車掌や駅員の役目までしなければなりません。いちど、割引切符だか何だか、無闇にややこしい切符を持ち出してきた団体さんがあって、その処理でなかなか発車できず、結局は豊岡駅での接続に間に合いませんでした。車掌さんが居て車内検札を済ませてあったら定時運行も可能だったはずですが。人件費を削ったばっかりに正常運行もままならず、いっそう客離れが進む。JRは大丈夫なのでしょうか。せめて、こんなしょうもないダイヤの乱れが原因であの運転手さんが処罰されなければ良いと願います。
    豊岡から城崎温泉へ。豊岡あたりで息子も私もくたびれてきて、とくに私は温泉の誘惑に耐えがたく、天候も台風の雨じみてきて何だか怪しくなったので、城崎温泉で一泊しました。息子は豊岡駅に止まったラッセル車を見て感動していました。

  • 運動会

    こどもたちの小学校で運動会。
    9時から開会式なのに、しかも種目1番目にいきなりうちの子が出るのに、9時明けの当直なんて引き受けちゃってどうしようかとか思ってたけど、なんとか間に合った。開会式の校長先生のお話とか、音楽に乗っての準備運動兼全校ダンスとか、いろいろ天与の時間稼ぎがあったらしい。
    入学したての頃には手を引かれないと走らなかった息子が、今日は100m走に加えて50mハードル走までやって見せた。出色の出来だった。およそ勝負とか競争とかいう概念は彼の辞書には載ってないので、予想通りのビリばかりの結果ではあったが。まあ、発達障害が無くても、我々夫婦の息子なら走るのは遅いに決まっている。むしろ娘の足の速いのに驚いた。
    娘に限らず、こどもたちの様子を見ていると、クラス別対抗戦の結果にそうとう熱くなっていた。最近のこどもはこういう行事の対抗戦なんて冷めてるんだろうと決め込んでいたので、意外に思った。むろん好感を持った。斜に構えてるよりも、真っ直ぐに熱くなって集中したほうが、結局は充実した面白い生活ができるのだよ。