いま番組が終わったところですけどね。何ですかあれは。原作の方が余韻があって余程良い話だった。あの物語に手を加えたアニメ制作者は、よい子の皆さんには原作の「山手線の哲」の結末は理解を超えるとでも思っているのでしょうか。
カテゴリー: 日記
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掃除に暮れた休日
昨夜遅くに九州から帰ってきた。伊丹からMKタクシーの直行便。お一人様2000円で空港ロビーへお出迎えしご自宅までお送りしますというもの。出発の時は自宅まで迎えに来て空港まで送ってくれる。息子をモノレールや電車に乗せてやる余裕のない時には最優先で使うことにしている。
21日は終日、家の掃除。寝室と子ども部屋とを大掃除である。
息子がかいがいしく手伝ってくれる。うちの家族で乱雑さを最も嫌うのはやはり息子なのである。ガラクタ類を片端から捨てて、本や玩具をどんどん収納して、床が見えたらそこへ掃除機をかけて行く。ちょっと床が見えたら息子が掃除機を持ってやってきてゴミを吸い取ってくれる。世間一般の10歳男児に比べれば特別上手というわけでもないけれど、集中力が続く時間は健常児よりよほど長いし(娘は要領よくどこかへ逃げてしまった)、なにより親二人が極めて掃除下手だから息子のお手伝いが際だって有能に見える。
ゴミ袋6個分の廃棄物を出して、丸一日がかりで二部屋片づけて日が暮れた。 -
5000円って言ってたじゃないかよ。何で20000円なんだよ。
日本小児科学会の専門医をとって5年が過ぎて、今年は更新の年。
5年前に試験を受けたときには更新料は5000円と言ってたくせに、いつの間にか20000円になっていた。5年で4倍もの増額。うわー。そういうのってぼったくりとか言わない?
払えない額ではないですよ。そりゃあね。払える額に設定するのは基本でしょうし、最初から20000円でも私は専門医を受験したとは思いますよ。であれば20000円をいま支払うのもやぶさかでは御座いません。ええ。払う人間はそういう風に考えるんだろうなと値上げする側が目論むのを世間では「他人の足下を見る」と称してどちらかと言えば卑しい行為の範疇に分類しているなんてことも、私は全然思ってませんですよ。いやいや。振り込め詐欺の連中も金額設定に際してはそのような考え方もするだろうなだなんて一抹たりとも考えてませんですよ。そりゃあ偉い先生方が正規の手続きを踏んでの増額なんでしょうからね。小児科学会雑誌を隅々まで読み込んでなかった私の落ち度で御座いますよ。はい。更新に必要な研修単位が100単位から500単位に知らないうちに上がってたとか言うよりは遙かにマシですよ。今から半年で400単位なんて無理だし。もう喜んでお支払い致しますです。ええ。無事に向こう5年間の専門医の資格を頂いて帰して頂けるのならば・・・ってそんな危ないお店に入ったことは無いですけどさ、似たような心境なんでしょうね。
ただね、専門医の更新料を5年もたたないうちに5000円から20000円に値上げする学会だっていうのは、事実は事実ですからね。それをどう解釈するかですよね。金額の設定が些かいい加減な気がするんですけどとか、一つの制度の5年以内の経費も見通せない面々が小児医療を語ってて世間様に対して説得力あるんだろうかっていう話も可能かと思いますし、小児科学会がそんなふうだと知った若い連中が小児科を選んでくれるかなと考えるのも可能だと思いますし。いや、滅相もない、私の口がそんなこと言ってる訳じゃないですよ。私はもうしっかり郵便振込で年会費も更新料もお支払いしましたからね。家元、じゃなかった、学会事務局にはちゃんと書類を送らせて頂きましたからね。 -
未来の未知性
ヒラカワの見方より、内田樹先生のお言葉
そうではなくて、若いときの欲望にドライブされて60歳までの人生を単線的に律したムスターファくんが、「60歳のガキ」になってしまったという悲惨さのうちにあります。
キャリアパス的思考のピットフォールというのはここだと思います。
18歳や20歳のときの幼い想像力が描いた「アチーブメント」とか「サクセス」の呪縛に未来をまるごと投じることのリスクを過小評価してしまうこと。
これに尽きると思います。
それは自分の未来の未知性、「自分がこの先どんな人間になるのかを今の自分は言うことができない」という目のくらむような可能性を捨て値で売り払うということに等しいのです。もう頭がくらくらする。医学生の頃にこういうことを指摘してくれる師に出会えなかったものだろうか。医学部なんて所詮は医学専門学校だしなあ。
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市民マラソンによる道路封鎖の中で
日曜日の朝から例のスライドを持って学会へ行く。自分の発表を終えたら病院へ帰ってそのまま日当直に入る。入ったなり例によってインフルエンザパニックで外来から抜け出せない。お忙しいかぎりの日曜日であった。
一例報告に今さら手間取ってどうするんだと思って気楽に臨んだのだが、教授が聞きに来られたには予想外で些か驚いた。なにさま教室人事の転勤が厭で、普段から目立たないよう心掛けているから、教授は私の存在すら意識の端にも上らないはずなのだ。でも今回発表した分野は教授の専門との関連は薄いはずだし(それとも川崎病と再生医療って何か関係あるのだろうか)、あれはおそらく俺を見に来たんだろうなあ。そんな悪い評判が立ってるのかな。
会場を出たら市民マラソン大会で会場前の道路が封鎖されていた。病院へ帰るのに難渋した。徒歩とタクシーで病院近くまで戻ったが、最後の大通りが歩行者すら横断させてくれない。都道府県対抗や高校駅伝と違って参加者の人数が半端でないしレベルの格差も甚だしいので封鎖の時間がかなり長い。横断歩道の袂で延々と待つことになった。市としては京都の一番東側の通りを封鎖しても交通にそれほどの影響は無かろうとの思惑かも知れないが、うちの病院はさらにその東側の大文字山麓にあるのでかなり難儀する。スターリングラードのソビエト軍でもあるまいし。
こんな時に緊急の新生児搬送が依頼されたらどうなるんだろうと思う。緊急車両が走ってきたら市民マラソンの方を遮断してくれるのだろうか。病院から救急車を出す経路については、路地裏はかなり歩いてみているから、銀閣寺門前から哲学の道沿いに鹿ヶ谷通りを南禅寺まで抜けて云々のコースは一応頭に入れてはいる。でも途中かなり細い路地を走らなければならなくなるし、下鴨や北区から依頼があったときに南禅寺経由では時間が倍以上かかりそうにも思う。
幸いにこれまでマラソンが邪魔で搬送が手遅れになったことはない。遠回りの十数分が結末に影響するような超緊急の事態と言えば重度の分娩時仮死に限られると思うが、そういう事態ではたとえ最短距離で走れようとも間に合うかどうかは定かではない。やはりここで市民マラソンのコース変更を求めるのは根本的な解決策ではない。米国小児科学会やなんかが言うように、お産の時には新生児の蘇生が出来るスタッフが必ず一人は立ち会うことってのがこれからは大事になってくるのだろうと思う。
迎えに行くにしても、新生児に挿管のできる先生のところへ行くのはずいぶん気が楽である。むろん、そういう先生は重度仮死は大抵事前に予測して母胎搬送されるからお呼びがかかることはめったにないのだが。 -
プリンタ
EPSONのPM-870Cが故障してプリンタ買い換え。今度はCanonを試すことにした。PIXUS iP7100を買ってみた。
息子のコメントは「見えません」だった。PM-870Cはカバーが半透明なので、中で部品が往復して印刷が進行する様子が見える。息子はそれを眺めるのが好きであった。好きなついでに突然思い立ってその辺からありったけ紙を寄せ集めてきて大量に画像を印刷して喜んでたりするので迷惑でもあったのだが。今回のiP7100はカバーは動作中の中身が見えない。ちょっと彼の好みからは外れるかも知れない。ネット通販で買ったのでそこまでは検討しなかった。彼には申し訳ないことをした。
しかし画質は文句の付けようがない。むかし銀塩写真を撮ってフィルムを現像に出していた頃の画質がそのまま手に入ることになった。 -
復活
先週末からしばらく風邪で倒れていました。必要以外のことは一切無しと決意して、パソコンなんてもってのほかと蓋さえ開けませんでした。それでも結構やっていけるものですな。結構なネットジャンキーだと自覚してたのですけれど、オフラインで二日三日経ってもそれほど応えませんでした。
仕事は当直明けに早退を頂いた程度で、なんとか欠勤はせずにすみました。
NICUが閑散としていたのが幸いでした。数日間ほとんど入室せずにすませました。かなり強引にですが。でも赤ちゃんに感染させたらおおごとです。風邪で欠勤する以上に責任を問われる事態となりますし、だいいち今度はその治療の過労で倒れることになります。
今日久々に入ってみたら血液ガス分析器の薬液瓶がバッファー1もpHリファレンスも空になってて悲しかったですな。みんな血ガス要らないの?赤ちゃんがほったらかされてましたっていうよりはマシですけどさ。 -
勝駒 純米吟醸
16日の水曜日に、近所の酒屋で買ってきました。勝駒の純米吟醸。
いやもう他の酒は飲めませんね。どうせ酔っぱらってしまったら一晩潰れるわけですから。それならケチな安い酒で貴重な時間を潰したくはないじゃないですか・・・とか言い訳して大枚はたいて買ってきたんですが。意識があって手を口に運ぶコントロール力が残ってる限りは、舌や胃は幾らでも受け付けましょっていう味です。まあ胃は後でえらい目に遭うんですけどね。芳醇と言えば月並みに過ぎる。ああいう味をなんと表現するんですかね。
潰れるまで飲むなよって言われるかも知れませんがね、何か課題が残ってる夜に、まだあれもこれもしなけりゃならんと気にしつつ自分の判断力がどれだけ残ってるかを計りつつコチョコチョ飲む酒って侘びしくて美味くないじゃないですか。飲むと決めたら後顧の憂い無く飲んで寝る。で、私は外で飲むことは全くありません。常に自宅で。
1升6300円。ネットで見たら4700円くらいの値が付いてるサイトもあるんで(ちなみに完売)高すぎるんじゃないかとも思いましたが、こういう美味しいお酒を美味しい状態で売るというサービスに中間マージンをそれだけ払うのも悪くないです。きっちり遮光して保冷庫で売ってありました。蔵が小さいからそれほど大量生産はしませんよとラベルに明記されている酒が20本くらい並んでましたが、どういう買い付け方をしたんでしょうか。 -
休日
終日休養。こんな日もある。
昼頃起き出して、録画してあった「モリー先生との火曜日」を観て、読みかけだった「人間の本性を考える」スティーブン・ピンカーを読んで、子供たちと「ラチェット&クランク3」のクォーク・タステイク・マッチをクリアして、書きかけの原稿を書いて、日が暮れました。
モリー先生の言葉にはひとつひとつ胸を突かれる思いでした。内田樹先生の「先生はえらい」を最近読んだこともあって、師という存在について考えていたので。
でもああいうお話に出てくる難病ってことごとくALSだよなと考えてしまうのは、少ない標本数の調査から得られた結論を一般化してしまう悪い考え方でしょうか。
ALSと言えば立岩真也「不動の身体と息する機械」医学書院はようやく手元に届いて、すぐ読むべき本のリストに入ってるんですけど、ちょっと中身をみたところ面白く無さそうな本です。青汁みたいな。「不味い!もう一冊」みたいな。著者の言葉通り、面白くなかろうけれど、ALSの患者さんの人工呼吸を停止するしない云々の議論をするには、せめてこの本を読み通す気骨がないといけません。 -
ますます陛下を尊敬する
Dead Letter Blog
例えば米長邦夫不敬発言事件などあれこれとあるたびに、私は今上陛下に尊敬の念を強めているし、昭和天皇についても歴史をあれこれ学ぶにつけ、昔思いこんでいたほどの唾棄すべき戦争犯罪人という単純な断罪はできなくなってきた。この Dead Letter Blog さんの記事を拝読するとなお、昭和天皇をご存命のうちに陛下とお呼びしておくべきだったなと思った。この記事を拝読すればそういう気持ちになったが、今まで散々天皇の戦争責任を否定し侵略を美化し靖国参拝を訴えてきたあれこれの記事でそういう気持ちになったことはついぞ無かった。
