やっぱこの戦争はやっちゃいけなかったね、とは思う。

後知恵は猿知恵とはよく言ったものだが。
肥壺に落ちるべきじゃなかった。小泉さんもブッシュさんを煽ったりせずに忠告するべきだったのだ。格好良く飛び込もうとしてるようだけどそれは肥壺だよと。
私らも南京を一直線に目指し陥落させてはみたけれど、結局戦争には勝てず、徒に大虐殺の汚名ばかり着ただけだったと。点と線しか確保できない戦略では侵略しても泥沼に嵌るだけだよと。私らも蒋介石なんかと嘗めてかかってたら毛沢東というのが出てきて大変に苦戦したと。
靖国神社にあれだけ熱心に参拝してるんだからそれくらいの教訓話はしても罰は当たらんのじゃないか?そもそも当時の枢軸国で国体を護持してるのは我が国だけなんだから、そういう教訓話って我が国しかできないよ。
超大国ったって、相手は所詮は独立以来200年ほどの歴史しかない青二才国家である。
都会の大学に行った隣家の長男坊が、1年目の夏休みにすっかり鼻高々で帰省してきて、初めての大学の講義で聞きかじった社会理論をべらべらと喋るのを、一応うんうんと感心して見せる、貧乏で学が無さそうだけど実は知恵に溢れた隣家のおじさんといった役回りはできないものか。ワシも昔は青かったからのう、とか、若造の弁舌の合間に遠い目でふと語った言葉の意味を、青二才はその後の人生の曲折を経てやっと悟るのである。
映画なら高倉健の役回りかも知れない。小泉さんは歌舞伎やオペラばっかりじゃなくて健さんの映画も観るべきではなかろうか。過去のある無口な男ってのが、侵略戦争の過去を追った国の最も適切な恰好のつけ方ではなかろうか。

国旗や国歌に関して

私は国旗国歌を排せよとは思わない。国旗国歌を排斥することで日本国の歴史や政治に関する負の面に対して責任を免れるとは思いたくない。国旗を揚げると言われたら起立するし国歌を歌えと言われたら歌う。前記事に書いた理由で決して愉快なことではないけれども、日の丸君が代を攻撃したら日の丸君が代につながる歴史的責任から免罪されるなんて思ってるようなナイーブな奴だという自覚や誹謗の方がよほど辛い。
端的に言えば国立大学の医学部で学んで医師免許と国民皆保険制度のお陰で飯を喰ってるんだから国家から受けた恩恵の方がマイナスより遙かに大きいわけだし(私自身の実人生で国家から何かマイナスを被った具体例があっただろうか)。日本国のなかでもわりと陽の当たる人生を歩ませて頂いた立場としては、国旗国歌に抵抗を感じる人の抵抗感の由縁である歴史的な因縁を拒絶するわけにも行くまい。
ただ、国旗国歌が教育の現場で最高度の優先順位を要する懸案事項だとも思えない。せいぜい、数ある重要事項の一つという程度の位置づけが妥当なところではないかと思う。

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国歌斉唱と含羞

含羞という言葉を、前回のコメントに対する返答に用いた。
内田先生のブログにあった、自国の国歌を歌うという行為に関連する含羞という表現が、いままで自分の中にわだかまっていたものをぴたりと表現して下さったような気がして、物事が腑に落ちるときの爽快感とともに記憶していた。

それは自尊心に膨れ上がり、自信にあふれ、自慢話をしまくるだけでは足りず、「自分をたたえる歌」を歌い、「自分の旗」をつくって振り回す人間を見たとき、あまり尊敬する気にならないのと同じ感情の働きです。

自分の日記に「さわやか日記」という表題を選ぶ行為。たとえ自分の棋風が「さわやか流」と呼ばれるものであったとしても。他人に誉められる言葉をそのまま自分の日記に使える感覚が、なにかNHKのど自慢をみているような(間違えて日曜の昼下がりに床屋に行ったら地獄を見るんだ)、むずがゆい思いをさせる。一種お気の毒な、痛々しいような、とうてい見ていられないナイーブさ。

まあ、私が特に攻撃せずにいられない悪徳って全て「ナイーブ」で総括できるような気もするのだが・・・私が最も恐れるナイーブさは自分自身のナイーブさなんだろうなとも思ってたりして・・・まあそれは自戒するとして。もとより「こどものおいしゃさん」という自称は内田先生の仰る「子供」を相当意識した自戒のタイトルです。

そのナイーブな心理と、国旗国歌が最大の懸案と思いこんでしまう心理と、それを事もあろうに国旗国歌に一番傷つけられたであろうお方の前で口走ってしまう無神経さと、なにか根が通じるものがあるように思います。一人の人間がやったことに全く根の共通しないことはないだろうと言われたら論が終わってしまいますけどね。

さわやか日記

愚かものの迷惑さ
問題の米長邦雄という人のウエブサイトを見てきました。
サイトにある日記のタイトルが「さわやか日記」でした。
さわやか日記
さわやか日記
さわやか日記
さわやか日記
「おまえはもう死んでいる」以来のヒットです。あべし!と叫んで倒れるしかないですね。頭の中にこの素晴らしいネーミングがぐるぐる回ってます。頭蓋骨がぐしゃっと潰れつつ縦に裂けるかも知れません。
いや、参った。

初めて天皇陛下を尊敬する気持ちになった

愚かものの迷惑さ
不遜な話だが初めて今上陛下を心から陛下とお呼びしたい気持ちになった。天皇と聞けば砂を掛けるのが正しいリベラルのあり方だと思っていたが、この人が君主なら天皇制という立憲君主制も悪くない。
不遜はまあこの日記をお読み頂ければ、私を慎み深い人間だと思う読者はまずあるまいと思うし、押し通させて以下の発言をお許し頂きたい。

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愚かものの迷惑さ

強制でないことが望ましい 陛下、園遊会で異例の発言
たぶんこの教育委員は今後「自主的に国旗を掲げ国家を斉唱するよう」ますます奮起して各学校に圧力を掛けるのだろうなと思った。コミュニケーション能力なさそうだし、たぶんそれが御意に適うことだとナイーブに思いこんじゃってるのだろうな。そして陛下のお墨付きを得たとばかりに強制に走るんだろうなと思った。
普通、このようなお言葉を頂いたら、「ほどほどに止めておきなさいよ」という警告だと受け止めるものだと思うが。
暗澹とする。
この話題続けます。

感染防止の勉強会(3)

感染対策のみ、と称したが、感染対策は単体でも十分に大きなテーマである。
スライドに、ディスポ手袋の箱が各辺1mはあろうかという巨大な立方体に積み上げられ、その上に注射薬が一瓶ちょこんと載った写真が映し出された。
曰く、この薬(品名は出されなかったが塩酸バンコマイシンだろうと推測される)とディスポ手袋7800枚とが同じ値段、とのこと。
ディスポ手袋を活用して医療従事者が患者さんの皮膚に直接触れることを極力減らし、医療従事者の手指を介する院内感染を防ごうと主張するスライドである。

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でっけえ・・・・

北欧から女声合唱団が病院の慰問に来た。
キリスト教病院だといろいろ伝手があるらしい。
すれ違って唖然。でっけえ・・・身長175cmの私より低い人は一人もいない。
かの地域では成長ホルモン補充療法が流行るわけである。世間がみんなあの身長の国で成長ホルモンが出てなかったりしたらもう一寸法師状態である。納得した。

プリンタが

調子が悪い。
NICUで処方や検査項目を入力すると処方箋や検査伝票(バーコード付き)のシールが印刷されるのだが、とくに検査伝票がしょっちゅう紙詰まりを起こす。端末でエンターキーを押したら、すかさずプリンタの前に移動して、印刷用紙トレイから一枚ずつ優しく取り込み口にラベル用紙を押し込んでやらなければならない。
手間のかかるプリンタであるが、検査項目に応じたバーコードを定規とボールペンで描けと言われるよりはまだマシだろう。うちの病院は真面目にそれを言い出しかねない恐さがある。
筐体には青い字でIBMと書いてあるが、まさか天下のIBMがこんな碌々印刷できないプリンタを作るわけがない。これは恐らくは「インターナショナル・ボリシェビキ・マシーンズ」の製品なのだろうと思う。ソビエトの崩壊に伴って横流しされ、ウラジオストックあたりから舞鶴へ船積みされたものだろう。