訃報の記事に一緒に書くのは憚られて項を変えるが、大学以降だったと思う、「『星を継ぐもの』を読んでハードSFに目覚めた、なんて中学生並みで微笑ましいよね」みたいな論評を読んだ。そうか『星を継ぐもの』を読んで感動していた俺はダメなのかと思った。
今ならさらっとスルーできるんだろうけれども。
あるいは、せいぜい由緒正しいはあどSF読んで引き篭もってやがれとか、悪態をつくんだろうけれども。
なにさま、当時SFファンのコアだと自認していたような人らが、そんな、平家にあらずんば人にあらずみたいな思い上がったことを言ってたから、中学生並みですがそれが何か?という私を含め多くの読者をラノベの方へ逃がしたんじゃないかと思うのだが。