新生児専門医受験、ついでにジャパンカップ観戦 – こどものおいしゃさん日記
日本小児科学会主催の臨床指導医研修会を受講してきた。敵がインフレーションしているとは思っていたが、予想よりもかなり早かった。
後期研修の世代の皆様もそんな貧相なところには滅多に希望されることのない、場末のちいさなNICUで、指導医を名乗ったところでそれはエア指導医に過ぎないわけだが。しかしそう名乗る人間がいないとうちの小児科が将来的にじり貧になる。誰かが汚名を着なければならないのだろう。世の中にお付き合いしていくためには。
指導の場面でのいろいろな手法を学ぶ。討論とか寸劇とか。私は高校のブラスバンドで一生ぶん堪能したので「素人芸」はもう嫌なんだが、わがままを言っても始まらないので参加する。参加してみると、事前の講義でこれはこういうからくりでこういう心理になりますと、説明を聞いているにも関わらず、その説明通りの心理に自分の気持ちが動いていくのが興味深いような、空恐ろしいような、気がした。