NICUの入院数が増えない。9床あるうち7〜8床くらい埋まってて、受け入れ余地が1〜2床くらいってあたりが、まあ理想的なところかと思うのだが、このところ4床前後の入院数である。半分以上空いている。
極低出生体重児など母体搬送からの入院数はそれなりに維持されているように思うのだが、正期産児の新生児搬送入院が伸び悩んでいる。たまに来る子も、数日の入院でさっさと帰る軽症の子ばかりである。
京都府が出しているNICU空床状況表をみると、どの施設も軒並み空床を出してきていて、京都一円でNICUに空床が余ってきている模様。赤ちゃんたちが、我々に縁なく、健康に過ごしていられると言うことなら、それは幸せなことである。文句を言う筋合いはない。
しかし少子化の影響が予想外に早く現れているとしたら、座視してはいられないことかもしれない。統計的な数字にはまだ現れていないはずなのだが。
何にしても、現時点では京都の新生児医療は供給過剰だ。日本中探しても京都くらいじゃないか。そんなこと言ってるの。