世代間格差のこと

年金やなんかで世代間格差が大きい云々。親の世代よりも自分は将来貰える金が少ないという。不当なのかなと何となく思っていたけれど、でも、そうは言っても俺も親に仕送りなんてしてないしなあと思い至る。

もしも親の世代の年金が相応の額でなければ、私は自分の両親と妻の両親とを扶養しなければならなくなる。空恐ろしくなるくらいに扶養家族が増えてしまう。とうていやっていけそうにないような気がする。

それを言えば親孝行を世間の皆様に肩代わりしていただいてるような気がしてくる。世代間格差を攻撃する資格は自分にはないような気がする。というか、世代間格差で自分はまだ得をする側に居るような気がする。

確実に損をするのは私の息子や娘の世代以降だよなあ。彼らのことを考えないと。

てめえらそれでも男か

コンピュータ将棋、初勝利 女流王将を下す 情報処理学会「あから」 – ITmedia News

あえて言おう。
得体の知れない相手と対戦するのにまず女を出すなんて、てめえらそれでも男か?
負けたのは女流だもんねとか言ってれば体面が保てるとでも思ってるのか?
ふつう、そういうのは敵前逃亡っていうんだ。
いい度胸だ、たあ、いったいどの口から出た台詞だ?

薬を貰いに

根が狭量な性格であるもので、親御さんの言葉尻にひっかかることがある。外来での問診の最終に、「・・・で薬を貰いに来ました」と言われると、貰うって言われても無料配給じゃないですよ、と答えたくなる。今さらいい年してそんなこと口に出しては言わないけれど。

昔はそういうときには「お薬をいただきに」と言ってたんだろうなと思う。よく知らないけど。相手にしてもらうことを有り難く受けるという意味での「いただく」が、次第に、只で貰うという意味での「いただく」に変化して、そのうちつい実も蓋もなく「貰う」という言い回しをするようになったんじゃないかと思う。乳幼児医療うんぬんで健康保険の自己負担分を自治体が肩代わりするようになったこともあり、即物的なレベルでも薬は只で貰えるものになったことが、その背景にあるんだろうと思う。

薬を「貰う」人に、その薬を「くれる」のは、私ら医師じゃなくって、保険料や税金を負担してくださっている世間の皆様なのだけれども。むろん「貰う」人自身も他の多くの場合は「くれる」側に回ってるのだろう。保険料や税金の負担が軽いと思っておられる方はそう多くはないはずだが、自分も含めたその多くの皆様のご苦労を思い浮かべれば、やっぱり、「貰う」という言い方はなかろうと思う。

ホウ酸の毒性は怖がったままにしておいてください

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ホウ酸団子をばら撒いておくとそのうちいなくなってくれます。毒性が怖かったけれど、哺乳類には危険が少ないんですね。

でも人間にはやばいよ、と、小児科医としては一応言っておく。
さすがに最近はホウ酸団子を間違えて食べてしまった赤ちゃんを拝見することは少なくなったけれども。

サマーウォーズ

ネットを通じて世界とつながるつながり方と、昔ながらの家族の縁や社会の縁でのつながり方との、いろいろな水準で人と人とがつながりあって、圧倒的に不利な状況で個別になら撃破されてしまいそうな状況であっても、そのつながりの力に支えられて強くなる。強くなって各々が各々のできる仕事をする。そういう物語だった。

先端的なネットがずたずたになった中で、当主のおばあさんがダイヤル式の黒電話を使ってあちこちへ電話をかけ、励ましたり宥めたりしながら一人一人の心に支えを入れていくシーンが印象的だった。あのような状況であの一本がどれだけ心身を支えてくれるか、私も不肖ながら多少は知っているように思うので、なおさら感動したのかも。偉い人はあれができなきゃいけない。というか、その一本の電話がどれほど人の支えになれるか、それこそがその人の本当の偉さなんじゃないかと思う。

何となく録画してあったのを、昨夜の夕食前に思い出してつけてみたら、娘や妻ともども熱狂してしまった。たいへんによくできた物語だと思った。読者諸賢には、私が素直に誉めるということがどれほど珍しいことか想起されたい。威張って言うことじゃないけれども。

サマーウォーズ [DVD]

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蛇足かもしれないが、神木隆之介君も桜庭ななみさんもよくやったと思いますよ。アマゾンでは賢しらなレビューアに酷評されてるけど。彼らを起用するという商売の手法は、映画のできばえを制作者自身が信じていないようで、私もあまり感心できないけれども、それで神木君や桜庭さんを責めるのはお門違いかと思う。彼ら自身は与えられた仕事をよくやったと思うけどな。それは映画の登場人物の各々が、互いに支え合って各々の仕事をしっかりこなしたように、周りのスタッフがしっかり支えたのだと思うけれど。

ナラ枯れも猛暑のためなのかな

PASSIONE京都: 紅葉?

確かに毎日暑くはあるけど、ナラ枯れは猛暑のためだったかな。里山に手が入らなくて老木が増えすぎたためだと聞いたような記憶があるのだが。

なにさま、昔の大文字山の絵図には「大」の字を囲む三角形の土地は描かれていなくて、ということは昔の大文字山は全山がいまの大文字火床程度の低い植生しかなかったんではないかと聞いた。

東山も手入れしなければしないで、だんだんと原生林に還っていくのだろうけれど、向こう数百年くらいは色々と移り変わっていくんだろうと思う。ナラ枯れも自然の一部ではないかと。

京都近郊の辺境

百井もたいがいだけど氷室もまた相当なところだ。沢の上流から杓子が流れてきて人が住んでいるのが判明するといった風情の土地だ。これが政令指定都市なんだからたいしたものだ。

先の日曜日に京見峠を越えにいって、物見半分に氷室へ行ってみて大変な目にあった。途中の坂で立ち往生して2度ほど立ちごけした。自転車が壊れなくて何よりだった。

氷室の水はいったいどっちへ流れてるんだろう。杉坂あたりだろうか。どこへも流れなければ湖ができあがるはずなんで、どこかへ排水されているはずなんだが。

リーダーシップ

チリの落盤事故で、地下に残された33人をまとめているリーダーはたいしたものだと思う。無事に救出された暁には彼国の大統領候補くらいにはなるんじゃないかと思う。もっとも、その時点で「俺がリーダーだった」と言う人がほんとうにみんなをまとめていたのかどうか、論争が起きがちなことではあろうが。

民主党の諸兄も4ヶ月ほど党首選を待ってみたらどうだろうか。あるいは軍艦島あたりの廃坑に33人ほどで籠もってみるというのはどうか。