ガス代の支払いやなんかでお世話になっている三井住友銀行が、高利回りの定期貯金を預けませんかと案内してきた。利回り0.18%だったか、なにさま、100万円を1年預けたら利子が1800円あまりつくんだそうだ。それって天下の三井住友が胸張って提示する利回りか?と戸惑ったが、やっぱり不景気なんだろう。銀行も大変だと思った。思ったけど、申し訳ないが今回の定期預金はご遠慮申し上げることにした。
しかし社会保障国民会議の資料を拝読すると、資金運用のプロであるはずの(それも一流であるはずの)三井住友銀行にして0.18%はやっぱりちょっと恥ずかしいんじゃないかと思った。下記のリンクのPDF文書の4ページ目、年金の2010年の運用利回りは4.1%だそうじゃないか。三井住友が1800円のところを4万円あまりだ。年金すごいじゃないか。三井住友は何してるんだ。ゴルフがうまくなる呪文の次バージョンでも考えてたのか?
siryou_1.pdf (application/pdf オブジェクト)
下の画像は上記PDFから切り出した表である。
この表によれば数年来物価もほどよく上がり、物価の上昇率をこえて賃金もさらにほどよく上がっている。どこの国の話だろうと思う。日本じゃないよね。ノルウェーあたりだろうか。いちおう官邸のウェブサイトから出てる資料なんだけど、こんなすばらしい経済の国の心配をしてやるほど暇なのかね。本邦の年金や経済の心配をしてほしいんだけれどもね。もしもこれが本邦の実態だというのなら、もうちょっとがんばれと三井住友銀行に言ってやってくれないかな。