息子と狂言

彼が小学校6年生の時、たしか茂山七五三氏であったとおもうが、著名な狂言師による狂言教室があった。息子が通学中の学校の小学校6年生が対象であったが、みなさん中学受験に忙しかったのか、受講希望者を募っても、正規の対象者でじっさいに希望したのはうちの息子しかいなかったとのこと。

それほど小学生に人気のあるジャンルだとは思えないにせよ、行ってみたら自閉症児がひとり待ってただけだった、では茂山氏も面食らっただろうと思う。受講希望者が少ないということを聞きつけたうちの妻が、強引に妹も受講させるよう計らって、兄妹で参加してきたとのことだった。

それって「落合博満氏の打撃教室」に受講者が一人しかいなかった、みたいなお話ではないかと思うのだが。

それからか、どうしたわけか息子は能楽が好きになって、中学のとき通常級も育成級もみんなで参加した狂言鑑賞でも、きっちり鑑賞したあと、あとの質疑応答でやおら挙手して何か発言していたとのこと。後ろで見ていた妻は何を言い出すかとハラハラしたらしいが、いちおうそれなりの感想を述べて着席したらしい。

ま、もともと狂言みたいなしゃべりかたをする子ではある。

(茂山七五三氏は狂言師だよという妻の指摘を受けて訂正しました。お恥ずかしい限り)

息子

・特別支援学校高等部の帰り道、なにか買食いして帰ってきたらしい。
 高校生なら当たり前なんだろうけど、そういうこともするようになったかと思って嬉しい。

・以前、学校の活動で橋本関雪記念館を見学に行ってのコメント
 「白黒だった」

iPadで配布してくれればいいのに

日本周産期・新生児医学会雑誌の学会プログラム号が送られてきた。でかい。タウンページかと思った。たぶんiPadの本体よりもでっかいんだろうと思う。両方持ってる人だれか教えてください。

たぶんあと2〜3年もすれば学会誌もiPadとかで配布されることになるんだろう。そうしてくれたほうが片付きそうでよいと思う。ポスターセッションなんかもみんなiPadで片付けばいいのかな。そうしたら学会とか言って時期を指定して集まる意味もなくなったりして。

集まるってことにはそれなりの意義があるんだろうけどね。

久々に自院で日直

今日は朝から自院のNICU日直。といってももう一人の医師と二人体制で、休日の救急外来とNICUとを回している。NICUの子らはみんな落ち着いている。

麻疹、といってもワクチン後の修飾麻疹だから患家に落ち度はないんだけど、の子の入院をさせようとしたら、うちの病棟にそんな移る病気は入院させては困ると言われた。萎えた。親御さんに謝って他の病院を紹介した。いま病棟の二期工事が進んでるんだけど、それが終わっても小児科の病室がそんな状況なら、どっか他所に勤務先を探したほうがいいかもわからん。こんな病院に老いぼれるまで勤めてても、退職金もらった時点でものすごく空虚な気分になりそうな気がする。

大学での短期研修で留守している間に、自院では電子カルテの導入が進められている。蚊帳の外に置かれている感があるが、まあどのようなシステムであれたいがいは順応できるつもりでいるからいいやと思っている。導入を進めるといっても、カルテのプログラムを変更する余地はいまさら無くて、運用側で、ようするに人間がどう動くかを、今後詰めていくと言うことになるんだけど。どれほどプログラムのできがよいかというより、どれほど人間の側でさばけた考え方ができるかが問われることになる。運用次第でずいぶん使いやすくも使いにくくもなるもんだから、まずは仮組みされたシステムを動かしてみることだと思っている。

動かしてみてどうしてもうまくいかなくて、プログラムの変更を求めたりすると、かなりの追加料金を支払うことになるらしい。それも釈然としない。だってNICUがどのような方式で仕事を動かしているか、プログラミングの人たちは一度たりとも見に来なかった。彼らの脳内にある仮想病院に合わせて作られたシステムが、実際の病院に合わないからって、合わせる費用を実際の病院側に求められてもねえと思う。彼らにしてみれば報酬を自分らの脳内にある仮想貨幣で支払われても腹がふくれないだろうけれどもね。話し合いを重ねてプロトタイプ作って、動かしてみて調整してということを繰り返して、合意を得た上でのシステムに、変更を求めるときの費用負担なら、まだ喜んで払おうという気も起きるんだけれどもね。

実際にNICUの臨床プログラムでいちばんうまくいってるのは青森のプログラムだと聞くが、そこのシステムですばらしいのは、大手ではなくあえて地元のベンダーさんに頼んで作ったということだ。ベンダーさんはほとんどNICUに常駐状態で、NICUスタッフの意見を聞いて改善を繰り返しておられるのだそうだ。そんなベンダーさんが地元にあるなら我々も、、、って「はてな」の本社はどこだよ、、、お願いしたいものではある。そんなベンダーさんに月いくらとかでお金を払うのはぜんぜん惜しくない。

彼らはよく働く

大学NICUのスタッフがよく働くのには驚いた。互いの仕事をカバーし合うのにはさらに驚いた。そして我が身を振り返って、今まで俺はチームで働いたことがなかったんだなと、しみじみ思った。

ちょっと油断すると、やり残していた仕事がいつの間にか埋められている。まるで寝ている間に製品が仕上がっていて驚かされている靴職人のような気分である。むろん、目に見えないこびとさんが深夜帯に稼働しているわけではなく、あたりを見回せば身長148cmくらいの緑色のこびとさんをはじめ、たくさんのスタッフが常に何かしている。活気があってよろしい。沈滞した雰囲気がない。

これも最近の大学NICUが上り調子にあると言うことの、ひとつの現れなんだろうと思う。

油断して主導権をとられてしまったことも再々で、そのたびに反省はするのだが、仕事の取りかかりが遅いのだろう、まるで洞調律に支配される心筋細胞のように出遅れ続けている。

なにさま、今まで自分が働いているNICUで他の医師が同時に働いているという経験が、自分にどれほどあったことか。若手がいたこともあるが、小児科外来や一般病棟の仕事もあるので、同時に二人以上がNICUに詰めることの可能な時期などごくわずかであった。先生がもうすこしNICUに居れるような体制にしないと危険ですね、と言い残して去った若手もいた。

働く人間がその場には自分しか居ないという環境で、率先しててきぱき働くような人徳は自分にはなかったとあらためて思う。あったつもりなんだけれどもね。振り返ってみると、どうせ俺しか居ないじゃないかということで、自分のペースでゆっくりやってたってことだろうと思う。刺激伝導系から切り離された心筋が独自のペースで収縮するようなものだ。

ヴィンランド・サガ 9巻

ヴィンランド・サガ(9) (アフタヌーンKC)

ヴィンランド・サガ(9) (アフタヌーンKC)

いったん腑抜けになった主人公が再起するってのは、前作「プラネテス」でもあったプロットだな。
この巻ではまだまだ雌伏しているけど。

自転車ばかりが上手くなる

毎日片道3kmを1〜2往復、自転車で行ったり来たり。短距離ではあるんだが、意外に足腰が強くなってきたような気がする。尻まわりから大腿にかけてははっきりと筋肉がついてきた。ペダルは踏むものではなくて回すものということも会得できてきたような気がする。気がつくと、以前よりも一段重いギアを使っている。

ときおりチェーンからカリカリという金属音がして気になっていたので、サイクルベースあさひさんには幾度か持ち込んでみたのだが、別に問題ないということだった。職業柄、なんだかやぶ医者じみた対応だなあとは思った。小児の身体と違って様子を見ているうちに自然治癒するってものでもなし。思いたってリアもフロントもディレイラーを自分で調整しなおしてみたら、異音が止んだ。やっぱりメカトラブルじゃないか。

自転車トラブル解決ブック (Outdoor)参考書はこれを使っている。マウンテンバイクを教材にしてあるので、クロスバイクも応用が効く。

いったい大学に何をしに行ってるんだか。

はてなの皆様にはご迷惑をかけてきたことでもあり

御池通はわりと広いし、京都市を東西に横断しなければならない時など、救急車でサイレンを鳴らして走ることもあるわけですが、はてな京都本社の皆様にはうるさい思いをして頂いてるんじゃないかと思います。サイレンってのはうるさいように出来てるものではありますし。今回引越し先の選択に際しては、そんなことも考えました。

exciteから引越してきました。

exciteブログでお世話になっていましたが、このたび広告の強制挿入を開始する由の発表がありました。有り体に申して、それをしないのがexciteブログの最大の長所と思っておりましたので、これを機会に引っ越すことにしました。有料会員になれば広告は入らないらしいのですが、有料会員相手ですら、exciteブログが提供する機能は、ちと貧弱に過ぎるような気がしました。

旧ブログは こどものおいしゃさん日記 うしろすがたのしぐれてゆくか
さらにその前の日記は こどものおいしゃさん日記 おおきくなりたいね
 これらを継承したブログを今後はここで書かせていただこうと思います。よろしくお願い申し上げます。

時節柄、収益をあげなければならないというexcite社のお立場もわかるのですが、今回の広告挿入の決定は、金の卵を産むガチョウを殺してしまう類の愚策ではないかと思えてなりません。