24日に「アレグリア2」を観に大阪へ行った。久しぶりにJRに乗った。
行きがけに大阪環状線に乗った。大阪駅ホームでの待ち位置が端っこすぎて、1両目に乗ったが、運転席の後ろは黒山の人集りであった。運転席の後ろは歩きにくいくらいだったのに座席には空席があった。大和路快速の車両は確かに先頭車両から前方への見晴らしが良かったし、単純に風景を見ていた人が大半であったのだろうが、運転手さんの立場としては仕事がしにくかったろうと内心同情した。視線は感じたろうし、かといって後ろを振り向くわけにもいかんだろうし。
帰りがけ、京都駅の改札で老人が駅員を怒鳴りつけていた。延々と怒鳴っていた。相手に自分のメッセージを伝えることよりも怒鳴りつけることそのものを目的とした怒鳴り方に見えた。メッセージの内容が何であれ公衆の面前であの怒鳴りかたをしては相手に伝わるわけがないなと思った。加えて、何となく、老人が「公憤」に駆られる正義の味方として怒鳴っているようにも感じられた。世間一般は自分の味方であり、自分は社会の正義の声の代弁者として悪のJR西日本を懲らしめてやってるんだという感じ。生真面目でナイーブな罵声。止めに入るには私も暑さで参っていたので素通りしたが、あの罵声に黙って耐えていたというだけで私はJR西日本京都駅改札口の駅員さんに味方するつもりになった。頑張って下さい。本当の責任を担っているのはあなた方だ。「正義の味方」ではないのだ。
